日本アカデミー賞 助演女優賞
「家庭と現場を両立するのはできません。難しいです。でも、家族会議を今も重ねながら大好きな現場に行きたい。」
私には、2023年度 日本アカデミー賞 助演女優賞を受賞した安藤サクラさんのコメントはそういうふうに聞こえました。
たくさんの女優さんがいる中で、栄えある賞を受賞した人が壇上でこんなにもキラキラしない言葉を述べたのが不思議だったと同時に、深く人間らしい、現代人らしい生々しさと勇気を貰いました。
同じように共感した方、感慨深いと感じた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
悩みながら、迷いながら、本人のいうくよくよさが、私にはカッコよく見えました。
人間立ち止まった時が大切だと言われます。立ち止まるのは悪いことではない、そこで自分とどう向き合い自分を愛せるかが鍵なのだと思います。
安藤サクラさん、おめでとう。
とっても勇気をもらいました。素敵です。